新着情報

2025.09.19

フルミスト点鼻薬(インフルエンザワクチン)について

昨年同様、これまでの注射でのインフルエンザワクチンに加え、鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト®」の接種もいたします。

電話にて予約をお願いいたします。当院での予定本数が無くなり次第終了となりますのでご了承下さい。

「フルミスト®」は2003年にアメリカで承認され、2011年にはヨーロッパで承認され、日本でも2023年に厚生労働省から承認を受け、昨年度から接種可能となっております。

0.1mlという少量のワクチン液を左右それぞれに1回ずつ鼻に噴霧(スプレー)する弱毒性インフルエンザワクチンで、自然感染後に誘導される免疫と類似した局所抗体応答および、全身における液性免疫、細胞性免疫の 誘導が期待されています。現在使用されている注射のワクチンと同じくらいの有効性と効果が長く持続するといわれています。

【対象年齢】
2
歳~18歳ですが、当院での対応年齢:小学生以上〜18歳です。
接種可能条件:接種当日に鼻水や鼻づまりがひどくないこと

【接種用法及び用量】
0.2
mlを1回(各鼻腔内に0.1mlを1噴霧)、鼻腔内に噴霧

【接種費用】
1
7,500円(税込み)

【接種できない方】
・免疫不全と診断されている方
・免疫抑制をきたす治療を受けている方
・ワクチンに含まれる成分(卵、ゼラチン、ゲンタマイシン、アルギニン)によってアナフィラキシーを起こしたことがある方
・アスピリン服用中の方
・妊娠している方また、その可能性が高い方
・慢性疾患(心疾患、肝疾患、腎疾患、糖尿病、貧血、嚥下困難や呼吸障害を伴う神経疾患、免疫不全など)のある方
1年以内に喘息発作を起こした方

【注意事項】
・接種当日に鼻水や鼻づまりがひどい方は、効果が低くなる可能性があります。
・診察する時やワクチンを鼻腔内に噴霧する時に激しく泣いて鼻水が出る場合も効果が低くなる可能性があります。

3040%の人で接種後3日~7日までに鼻炎・鼻づまりなどの軽い感冒症状が出ることがあります。また、微熱を含めて発熱を約10%の方で認めます。

・接種後1~2週間は乳児や重度の免疫不全の方との接触を可能な限り控えて下さい。

注射型のワクチンと比較してメリットだけがあるワクチンというわけではないことをご理解いただき、フルミスト接種をするかの最終判断は保護者・本人で行っていただきますようお願いいたします。

【副反応】
重大な副反応:ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
10
%以上:鼻づまり、鼻水、咳、咽頭痛、頭痛
1
10%未満:発熱、食欲低下、下痢、腹痛、体のだるさ、筋肉痛

一番上に戻る
お電話でのお問い合わせお電話でのお問い合わせ